織崎真弓子オフィシャルブログ
2023年7月3日 相性が気になる貴方へ
相性が気になる貴方は、それだけで人間関係の改善に前向きな方だと思います。
人間関係は難しいです。
なぜなら、みんな同じではないからです。
好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なこと…
人それぞれに違います。
自分とは違う相手に対して、自分が心地よいという理由から同じ対応をしていても上手くいかないことが多いのではないでしょうか。
だからといって、自分を完全に殺して無理やり相手に合わせるのも限度があります。
私も貴方も、全て受け入れて認められる
相性が良いというのは、素のままでもお互いが心地よいということですが、
ぴったり100%合う!というのはレアケースです。
もう少し言うと、100%合うのは自分自身だけなのです。
諦めてもうどうにでもなれと
素のままに、
よく言えば、無邪気な子供のように
本心や本音を全て伝えていたら…
おそらく、貴方の周辺の人間関係はあらかた崩壊していることでしょう
(はい。笑)
私たちは、子供の頃からずっと
嘘をついてはいけない!
嘘つきは泥棒の始まり!
などと教えられ育ってきたと思います。
でも、
ちょっとした嘘は、日々自然についている。
いえ、実際はそうしないとならないのです。
例えば、同窓会のシーン。
数十年ぶりに会った友人を見て、
「わあ。老けたし太ったなあ。ちょっと誰だかわからなかったな」と思っても、
「あの頃から全然変わらないね~」などと笑顔で言ってしまう…。
これは嘘ではなく、ある意味大人の所作なのです。
数十年もの間、少しも変わらない人などいるはずもありません。
嘘つきかそうでないと言えば、これは噓つき。
でも、それで良いのです。
それでこそ楽しく時を過ごせるのですから。
もし仮に、思った通りに
「老けたね。それに太ったからちょっとわからなかった。」
などと本当のことを言ったとしたら、芽生えかけたご縁の再燃は、瞬く間に消えて無くなり、
気まずい空気感に包まれることは言うまでもありません。
自然とみな嘘をついているのです。
誰でもが自然と、その時々の役割に応じて、本音と建て前を使い分けて生きています。
人間関係を上手くこなすために。
何だかまるでそのシーンに合う仮面をつけたり外したりする
仮面舞踏会のように感じることもあります。
しかし、いつも耳障りの良いことばかり、心にもない嘘を言い続けていれば、初めは良くても、次第に信用できないお調子者のレッテルを張られてしまいます。
他人から嫌われたくない一心でしたことなのに、結局は信頼されなくなってしまうでしょう。
何ごともバランスが大切なのですね。
そして、本当の自分、素の自分はとても大切なのでおざなりにしてはいけません。
中には、本当の自分に気が付かない方もたくさんいらっしゃいます。
仮面をつけていることに慣れてしまい、本当の自分がわからなくなっているのかもしれません。
これは、ひっくり返して見てみれば、
自分も相手も見たまま、感じたままが本当の姿ではない
ということです。
本当の自分
本当のあの人
恋人や家族、同僚、友人…
お互いに気持ち良く、楽に過ごせるようになるには本当の姿を知ることです。
あの人とはどんなことに気を付けたらいいのかな。
お互いが楽しく過ごすポイントはどこだろう?
どちらかが無理をして合わせないと上手くいかないということではなく、
私も貴方もOKなポイントはどこなのだろう?
紐解いて観てみると、ぐんと人間関係が楽になります。
コロナ禍を経て、確実に人間関係の距離は変化しています。
以前とは違う新しいフェーズに入る前に、
貴方の周りの「あの人」や「この人」の本当の姿
紐解いてみるのには絶好のタイミングだと思います。