紫微斗数欽天四化と変化の時代を生きぬくヒント

東洋の占いでは、人間の一生を樹木の変化に例えることがあります。

春は、芽吹きの開始の時期
夏は、新緑の成長の時期
秋は、紅葉と実りの時期
冬は、落葉と休眠の時期

実際、全ての動植物は、このサイクルを自然と繰り替えしていますが、唯一人間だけが、しばしばこのサイクルができない時があります。

秋は実りの時で、樹木の葉の色は変わり、美しい紅葉とともに落葉します。これは自然の摂理で、懸命に考えた末に行われるものではなく自然に行われています。加えて葉を落とすことで栄養を蓄え、次の春のために準備をする目的があるのです。

人間はというと、変化を恐れ実りにしがみついてしまうことが多々あります。
実りを得たら必ず手放さなければならない訳ではありませんが、ひたすらしがみついてしまう…どうやら変化を恐れるのは私たち人間だけのようですね。

日本には永遠に変わらないものはないという諸行無常の考え方がありますので、他国と比べれば受け入れやすい文化があるかもしれません。
変化をすることで得られるものがあり、手放すことでその場所が空き、新しい出会いや変化がもたらされます。
恐れる必要はないのですが、実際のところはなかなかうまくできないですよね…

コロナ禍を経て、様々な変化が表面化しつつありますが、今後も想像以上の速さで進んでいきます。昨日までの当たり前は過去になっていく。そんなことをしばしば体感せざるを得ないような今は、まさに変化変容の扉が開き始めた時なのです。

例えば、日本の四季で考えてみましょう。
春夏秋冬は当たり前の順番で巡り、不変のものとされてきました。そんな四季でさえ、夏と冬だけの二季になる可能性も出はじめています。
そうなれば前述で言うところの成長と休眠だけを繰り返すことになり、動植物全てのサイクルは大きく崩れ、見ることができなくなる花や植物も出てくることになるでしょう。

仕事でいえば、これから最も増えるのはフリーランスだと思っています。タイパとコスパでかじったスキルで、とにかくすぐに収入に変えていきたい方が続出するかもしれません。なんといっても二季ですから、早い展開がベースになるでしょう。

起業や副業を始めることは誰でもできますが、稼げるか、継続できるかというと話は別です。稼げなければ廃業する頻度も上がります。二季になれば、当然サイクルの速さも上がりますから、悪く出れば刹那的なタイパ時代到来とも言えるかもしれません。

個人が自由に情報を拡散できるようになりましたが、その真偽を見極める力が必要です。全てが正しい情報ではないという前提で、自分に合った正しい情報を選び取るスキルも必要になってきます。
知識やスキルを簡単に知ることができるようになって、逆に今後は今まで以上に知識やスキルを深める必要が出てきました。

商取引の基本は、自分が持っていないものをお金と交換することです。
誰でも簡単に手に入れられるものに高額な料金を支払う人は少ないと思います。

そんな変化変容の時代を生き抜くために必要なものは何でしょうか。

それは自分軸にあります。
自分軸とは自分らしさということですが、分かりやすく言えば、他人にどう思われようと自分がよいと思えるかどうかです。他人にいいね！と理解されなくても、どんなに質素でも自分が心地良いと思えるものを選んでいるか。自分だけの絶対的な価値感とでもいえるでしょうか。

流行っているから、かっこよいからなどの基準で選ぶと実際うまくいかないことが多いでしょう。そして失敗すれば他人のせいにしてしまいがちです。その理由は、選ぶ基準が自分軸ではないからです。
また自分軸とは好き嫌いとか、他人と違う突飛なことをして目立つことでもありません。

この機会に、ご自分にとっての自分軸とは何かをぜひ考えてみませんか。
そのヒントはご自身の中にあります。
人それぞれに違うものですから、誰かと同じわけでもありません。

まだよくわからないという方は、ぜひ紫微斗数欽天四化の鑑定で見つけてください。