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織崎真弓子オフィシャルブログ

占いと中年の危機

占いと中年の危機

こんにちは!紫微斗数占い師の織崎真弓子です。
今日も心と占いについて、つぶやいていきます。

中年期というと、一般的には40代から50代を指すようですが、実は最も不幸せ感が強い年齢とも言われています。中年の危機とはミッドライフクライシスとも呼ばれる中年期の心身の不調のことを言います。

実際この年代の方の多くは成熟し、少し先には老年期がうっすらと見えてくるような年代です。今後の生活の見直しやさらには第二の人生の計画を立てる方もいれば、それとは逆に仕切り直しで熟年離婚などに踏み切る方もいるのかもしれません。人それぞれではありますが、悩みの尽きない年代ということですよね。

紫微斗数や四柱推命などの東洋の占いでは、1年毎の運勢の他にも10年毎でも運気運勢を占います。人によって10年の区切り方が違いますし、性別によっても変わります。
しかし、誰でも5回目の10年運は占い上でもとても大切な分岐点となります。そしてそれは誰でもが40代から50代に回ってきます。

占いから見たこの時期は、一旦これまでの人生を振り返るのに適していて、ここで変えていくべきことを変える機会が自然と与えられるような時期となります。
「人間万事塞翁が馬」という言葉がありますが、不幸せだとの思いがあるのであれば、逆にその後の人生を好転させる良いきっかけも手にできる可能性もあります。
誰でもが今までを振り返り、多少なりとも自分の人生について考えを巡らし、これからの人生について考えさせられる時期…それが中年期というわけですが、占いにおいてもはっきりと示されていることがわかります。

占いが作られた時代は、今よりも寿命は短く、中年期がまさに寿命の時期だったと考えられます。占いの基礎の多くは、長寿を目指す仙人と呼ばれるような人々が作ったとされていますが、人間の寿命は本来120歳と考えられています。この前提からすれば、中年期はほぼ半分、折り返し地点の少し前ということになり、当時はここで天命を迎えたり、人生の採点が下されるような時期だったのかもしれません。
人生100年時代などと言われるようになった今、ようやく占いの理論と実際が近づいてきたということでしょう。

再び第二の人生を踏み出すのであれば、必ず夢や希望が必要です。
今まで良くなかった点を上手に変えたり、新しい夢や希望を見つけてもう一度形にしていく。
そんな貴方は、今後年齢を重ねて当時を振り返った時に、悩んでいた中年期が実は最も良い時だったことに気づくのかもしれません。
若かった頃と比べれば、経験値は豊かで未経験からの失敗や恐れは大なり小なり減ってきたことでしょう。そして健康面を見ても正直なところ決して若くはありませんが、はっきりと老いてもいないのです。そんな中年期は、人生を大きく見ればまさにトップ、頂点であり折り返し地点だからです。

さらにここで人生を一つの陰陽として大きく考えてみましょう。
少年期を陽で過ごしたなら、中年期は陰、老年期はまた陽となります。
それとは逆に、少年期を陰で過ごし、中年期が陽であれば、老年期は陰となります。
人それぞれに違う人生ですが、陽でも陰でも花は咲きます。また悩んでも悩まなくても、人生はこれからも続きますし、花は再び咲くでしょう。

仮に年齢を重ねて老年期を迎え80歳を迎えたとしましょう。80歳の貴方は、今の貴方にどんな言葉をかけるでしょうか?
・・・
それはきっと、中年の危機を乗り越えたからこそ出てくる力強いメッセージであり、中年期の素晴らしさを気づかせてくれるものに違いありません。  

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